胸部疾患の内視鏡を用いた外科手術は患者さんへの負担が少ない治療として最近では最も注目される手術になっています。我々福岡大学ではこれらの方法を日本でも最もはやくから取り組んできた施設の一つです。多くの患者さんが県内はもとより九州一円や全国から治療のため来院されています。我々の優れた内視鏡手術医を育てる教育的プログラムには、これまで日本はもとより海外からも多くの医師が福岡大学に研修に訪れています。
ロボット手術
当科ではロボット手術に熟練した医師が、肺がんをはじめ縦隔腫瘍や進行がんなどの超高難度手術にも対応し、九州エリアで最も多数の症例を経験しています。当院には複数の手術支援ロボットを備えており、患者さんの状態に応じて各ロボットの特性を活かした最適な手術を行っています。
胸腔鏡手術
胸腔鏡手術は、胸部に数か所の小さな切開を加え、内視鏡(胸腔鏡)や専用器具を挿入して行う低侵襲手術です。従来の開胸手術と比べ術後の痛みが少なく、早期の機能回復や社会復帰が期待できます。原発性肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸、良性肺腫瘍、炎症性肺疾患など、さまざまな呼吸器疾患に適応します。
RFID
小型のICタグに記録された固有IDを電波で読み取る技術を応用して、腫瘍の位置を正確に同定し手術を行います。肺表面から深い場所に位置する病変も正確に特定するため、低侵襲かつ肺機能を温存する小さな切除を可能にします。